「ヘッドランプロービームのLED化」に関してご相談を頂くことが多く御座います。

カプチーノのロービームバルブはH3、ランプユニットや取付スペースの問題でスマートな取付が可能なバルブは国産品では存在しません。

信頼性の問題でこれまではハロゲン(又はHID)をオススメさせて頂いておりましたが、専門店として選択肢が無いというのはいかがなものかとLED化について数種類のバルブを用意して実際の取り付けから明るさまでを徹底比較してみました。

結果から書いてしまいますと性能的にはLED化をご希望頂いた際にご提案できるバルブが見つかりました。

取付についてはリヤカバーの加工が必要ですが配線取り出し穴の拡大、配線グロメットの変更のみにとどまり、カバー内部空間に収められるサイズですのでタイヤとの干渉の心配も御座いません。

以下は選定したバルブの色味や明るさについての比較写真を並べてみます、比較は全て別車両ですのでヘッドランプユニットのコンディション差は有りです、使用したバルブはLEDとHID35Wは今回の検証の為に用意した新品で、それ以外は中古のものです。

 

 

まずは色味の比較です、明るさの差が御座いますのでカメラの光量は自動調整での比較です。

左・LED(6500K)、右ハロゲン(電球色)

左・LED(6500K)、右ハロゲン(4200K)

左・LED(6500K)、右HID(35W・6500K)

左・LED(6500K)、右HID(55W・4300K)

 

続いて運転席からの前方視界です、こちらはカメラのホワイトバランス・光量等固定にて撮影しております。

ハロゲン(電球色)

ハロゲン(4200K)

HID(35W・6500K)

HID(55W・4300K)

LED(6500K)

以上は単純に照射テストの結果です。

 

実際に街中を試運転した感想ですが前方視界の良さを感じるのはやはりHIDです、LEDは手前は良いのですが遠くの見え方がHIDより暗い印象でした、ハロゲンは…まあカプチーノのヘッドランプといった具合です(笑)

LED・HIDのいずれもまあまあカットラインは出ており、HIDは悪くない見え方ですが、配光的にLEDは正面より少し外の明るさが微妙に暗く感じます。

また、街中では対向車のヘッドランプ光等もあるので、車高の低いカプチーノはやはり暗く感じてしまいます。

 

また、ハイビームに関してもLED化を試行しました、こちらもリヤカバーは無加工で防水シール性も問題ないバルブを発見いたしました。

これまでは消極的であったLED化ですが、実際の性能以外にも消費電力の省電力化や、色味の最新化によるドレスアップ効果はなかなかに満足度の高いものとなりました。

今回の徹底比較でLED・HIDにつきましてもご希望のお客様へは当店で案内できる内容のご用意が整いました、LEDに関しましては大陸製の商品にはなってしまいますが、取付方法についての不安のない商品になります。

通勤用のカプチーノに取付てありますので興味のある方はお問い合わせ又は日の落ちた時間帯にご来店下さい。

 

それでは最新の光源となったカプチーノで夜のオープンドライブに行ってきます、お疲れさまでした。

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