タイミングベルト交換作業

本日はご入庫中車両のタイミングベルト交換に着工しました。

以前よりオイル漏れが確認できておりました車両ですが、今回車検のご入庫と合わせて修理となりました。

点検の結果ヘッド周辺からのオイル漏れですのでタイミングベルトの交換等のメンテナンスも合わせてのメニューになりますとなります。

クランクプーリーを外た後の写真ですが、漏れ出したオイルがプーリーに絡み、周囲がオイルまみれになっておりました。

漏れの一番酷い箇所はカムシャフトのフロントシールでした。

この車両は過去にタイミングベルト交換歴は有りでしたが、取付方にも難があり、使用されているオイルシールは社外品でした。

純正品ではこのように茶色のオイルシールですが、社外品は黒色をしています。

社外品でも交換後初期のシール性は問題ないですが、漏れ再発までの寿命が短い傾向にある気がします。

これまでの実績をもとに、当店では必ず純正部品を使用してメンテナンスさせて頂いております。

クランクシールも社外品が使用されておりましたので純正品にて打替え、オイルポンプ周辺の洗浄も行い綺麗になりました。

また、タイミングベルト交換と合わせて行っておきたいのがカムホルダーパッキンの交換です。

こちらの車両はおそらく未交換で、パッキンのコンディションは最悪でした。

F6Aのカムホルダーパッキンの交換にはタイミングベルト等の取り外しが必要ですので、漏れていなくともタイベル交換時には必ず交換しておきたい部品です。

更に当店ではカムを取り外すタイミングでラッシュアジャスターの洗浄・良否判定もさせて頂いております。

分解前に異音等の発生が無くとも固着していたり作動不良を起こしている部品がある場合があるので、メンテナンスのチャンスを逃す手はありません。

エンジン内部のコンディションは悪くないコンディションですので、きちんとメンテナンスを行うことで調子よく運転可能だと思います。

また、タイベル交換作業と合わせてウォーターラインのホース類のリフレッシュもさせて頂きます。

最近はタイベル交換と合わせてオススメさせて頂くことの多いメニューです、ホース類の劣化による冷却水漏れ等の予防としてメンテナンス歴のない車両には確実に必要なメンテナンスです。

同時作業で工数の節約にもなるので積極的にオススメさせて頂いております。

本日はベルトの取付まで行い作業中断です、明日も引き続き作業させて頂きます。

それでは本日も有難うございました。

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