DIY修理 LM4004型 1柱リフトシリンダーオイル漏れ修理

本日はヴァケラッタ工場の日産モーターサービス製1柱リフトLM4004の修理を行いました、圧縮空気と作動油圧を使用したヴィンテージリフトです。

開店時より、排水完備の防水リフトとして便利に実用していたリフトですが、約1年前にリフトアップ時に作動油が吹き出してしまい使用を止めておりました。

 

修理可能な修理業者も補修部品も見つからず、シリンダーパッキンが破れてしまったのだと思いこんでいたのですが、ふと思い立ち修理を試みたところパッキン不良ではなく、無事修理出来ましたのでブログ記事にさせて頂きます。

 

コーションプレートより、日産モーターセールスのモデルLM4004で間違いありませんが、年代物過ぎるのかweb検索でも全くヒットしません。

修理前状態の写真がありませんが、作動油漏れの原因はパッキンではなくシリンダー自体の穴あきによるものでした。

過去に修理歴があったようで、車体用の液体シーリング材にて穴埋めされていました。

油圧に対してよく今まで持ったものだと思いますが、さすがにシーリングでは心もとないので清掃後溶接にて穴埋めを行いました。

無事作動油漏れは改善しましたが、作動油が多量に抜けてしまっていましたので作動油の補充・エア抜きを行いました。

使用したオイルはATFで代用しました、パッキン保護性能も高く通常の機械作動油よりもゴム部品の寿命に有効なようです。

エア抜き後は作動もスムーズで、無事に機能回復しました。

これで下回りのスチーム洗浄をリジッドラックではなくリフト上で行うことができるし複数台同時着手時の作業効率も向上します。

今回は作動油の総量がいくつかわからないので補充にとどめましたが、いずれATFを多く用意して全量の交換を行いたいと思います。

 

実は過去にブログ記事にしたビシャモン2柱リフト修理記事が、ヴァケラッタのブログアクセス数がトップクラスに人気です(笑)

カプチーノネタではないのが不本意ですが、リフト修理で困っている方の参考になればと思います。

さすがにビシャモンSP-2500と違い、LM4004は今となってはマイナー機?で需要はないかと思いますが、過去の仕事先でも使用していた個人的に好きな機械ですので記事に残しておきます。

 

ここ最近は代車の故障や設備の故障が連続して気が滅入っておりましたが、環境は大切ですので少しずつ修理等を行い環境改善していきます。

 

夏の走行会のまとめページも鋭意製作中です、参加者の皆様には申し訳ございませんが、気長にお待ち願います。

 

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