2019/11/20
定休日を利用してオートランド作手A.L.T.にてデモカーのタイムアタックを行いました。
この日は昨年のヴァケラッタ開業以降、A.L.T.を舞台として行ってきたタイムアタックの大きな節目となりました。
当日の使用タイヤはフロントに16年製、リヤに17年製のA050(M)195/50-15サイズで、チューニングカーとして純粋にタイムを狙うスペックでのアタックです。
走行枠は朝イチの9時枠、気温7℃、路面温度は日向で12℃、日陰6.2℃という条件でした。
11/6にA050の試着を行いA.L.T.にてSタイヤでの初走行、持ち帰ったデータを元に考察、タイムアップの手応えを感じてセッティングの小変更を行ってのアタックとなりました。
悲願のカプチーノ車種別ランキングトップとSタイヤでのスーペリアバッジラインクリアという結果を達成できました。
これまで積み重ねてきたチューニングの数々がSタイヤという純スポーツタイヤの使用によって一気にそのポテンシャルが開花し、作り手&乗り手の狙い通りにカプチーノを走らせることができました。
自身の理論に基づいてチューニングを行ってきましたが、このように結果に繋げることができて一安心です。
とはいえ車種別のトップタイムを記録した今、この先の世界はカプチーノにとっての未達領域、ここをスタートとして今後はカプチーノのポテンシャルの開拓の為にタイムアタック活動を継続させて頂きます。
この先そう容易くタイムアップできるかわかりませんが、今回の走行で既にチューニングの方向性は見据えておりますので、着実に進化を続けていこうと思います。
ヴァケラッタがこのような活動をさせて頂けるのも全ては当店に大切なカプチーノを預けて頂けるお客様方のおかげで御座います、本当に有難うございます。
タイムアタックの本質は限界領域でのカプチーノの走行テスト、タイムアップの為に運動性能の向上を目指せば深く細かくカプチーノの理解が進んでいきます。
それらをデータや経験値として蓄積することで、日常使いでのちょっとした走行フィーリングの改善策が閃いたり、メンテナンス等で純正・社外部品交換を行う際に各部品の性質の組み合わせによるメリット・デメリット等のご案内に繋がってきます。
もちろんデータ収集が進めばスポーツ走行におけるキャラクターコントロールの幅も広がってきますので、用途によって微妙な味付けの差によってオーナー様にとってオンリーワンのカプチーノをご提案できます。
カプチーノ専門店としてタイムアタックを行う以上は、ただタイムという結果を求めるだけでなく、走行性能の実験の結果確認としてのタイムアタックを行い、カプチーノオーナー様へ技術提供やアドバイス等のフィードバックが出来るよう真剣に活動させて頂きます。
今後もヴァケラッタカプチーノに大いにご期待ください。
コメント