GWの休業中ですので、普段の単発の定休日では行い難い活動をさせて頂いております。
タイトルの通りカーオーディオ音質の比較動画を作成、YouTubeにて公開させて頂きました。
昨年のオープンカフェに向けて試作したチューニングオーディオでしたが、イベント中止の為に日の目をみることが有りませんでした。
どうしても音質を体験していただきたいと思っておりましたので、今回の動画作成となります。
【録音】を趣味としていた血が騒ぎ、2トラ38マスターテレコで再生音の収録をしようかと思いましたが、レコーダを新調しました。
導入した機材はTASCAMのDR-40です、多機能機種ですので今後も活用できそうな機種をチョイスしました。
オープニング画面にテープリールの演出があるあたりが流石TEACとテンションが上がってしまいました、ニクイ演出ですね。
話が逸れました、肝心のカプチーノのカーオーディオ比較に戻ります。
比較に使用したカプチーノは三台、純正オーディオ・社外オーディオ・DSPチューニングオーディオの三種類です。
まず、純正オーディオ車両です。
内容は動画内でもご紹介させて頂いておりますので機材の画像等は省略します。
純正オプションのヘッドユニットに純正2WAYスピーカー、純正サブウーファーのフルセット車両です。
ヘッドユニット&ウーファーアンプは数年前にオーバーホール、スピーカーユニットはエッジの張替えを行いコンディション良好な機器を搭載しています。
次に社外オーディオをポン付けした車両です。
使用している機器はカロッツェリアのDEH-550ヘッドユニットとアルパインのSTE-G170Sという2WAYスピーカーの組み合わせです。
特に拘ったインストールを行っているわけではなく、セッティングもヘッドユニットの3バンドEQを使用して最低限の調整を行ったものです。
ありきたりな社外オーディオを使用する車両です。
最後にDSPチューニングを施した車両です。
こちらの車両の構成機器は、アルパインiDA-X305Sヘッドユニットをコントロールアンプとして使用、miniDSP2×4HDというDSPユニットを介してカロッツェリアのGM-D1400mkⅡで4chマルチドライブしています。
スピーカーは無名メーカーの1.5インチフルレンジをアルミダイキャスト製ツイーターハウジングに組込み、同じく無名メーカー2.5インチウーハーユニットを密閉箱に収めて純正スピーカー一へ取付ています。
クロスは650Hz、ウーハーは60Hzでローカットを行いスロープやタイムアライメント、GEQによる音響調整を全てminiDSPを使用してチューニングしています。
実際の音は動画でご試聴頂ければ間違いなく音の違いを感じて頂けると思います。
個人的には純正オーディオの再生音がかなり健闘していると感じます、何千回も聴いたリファレンス音源を再生すると微妙に埋もれている音は有りますが、聞こえない音は少ないです。
ただ取り付けただけの社外オーディオではマスキング交換による消音が大きく、聞こえない音が有りますので、純正オーディオはそれらと比較すると非常に優秀であると思います。
DSPチューニングオーディオは各スピーカーユニットの能力は低いですが、デジタルチューニングにより最大限の性能を発揮させることができる為『オーディオ再生』と呼べる程度にはまともな再生音です。
カーオーディオでは車両走行時に低域は掻き消えてしまうことと、カプチーノは車内の空間が狭いため、ユニットサイズや再生帯域を欲張るよりは小口径でも目一杯性能を引き出す方が良い結果が得られます。
市場では高出力やユニットサイズ等が大きい程良いように売り込まれますが、それはポテンシャルの話しで、扱いきれなければ恩恵に預かることは難しいです。
走りで例えるとエンジン出力が上がってもシャシ性能が追い付かず、パワーを路面に伝えることが出来なければ速く走ることができないことと同じことです。
ライトウェイトを正しく理解すれば気負わず非常に楽しい車です、オーディオは主役でないのは間違いありませんが、諦める必要が無いことも事実です。
今回比較に使用した車両は当店のストック車両ですので、ご試聴も可能です。
オーディオは大好きですので、当店でのインストール&セッティングのみならずDIYのアドバイスもできるかもしれませんので、音質アップに興味がある方や、お悩み事の際はお気軽にご相談下さい。