2020.11.11 エキマニ&キャタライザー交換

本日は定休日ですが、お預かり車両の作業を進める為作業を行いました。

作業内容はエキマニ&キャタライザー交換作業をさせて頂きました、使用した部品はモンスタースポーツ製の商品です。

今回の車両は21Rです、後に11Rのご依頼も控えておりますが、車上での交換作業は21R(K6A)の方が少しやりにくいです。

特に21Rに使用されるタービンは、11Rに使用されているタービンよりエキゾーストハウジングの材質がかなり固いので長く使用した状態からの取り外し時にはボルトにダメージが入ることが多いです。

ボルトの折れ込み等も起こりやすいので、技と道具で慎重に作業を行っています。

エキマニ交換前にはヘッドに打ち込んであるスタッドボルトは必ず交換します。

今回もボルトの折れ込みは有りませんでしたが、外したボルトへのダメージが少しありましたので、その他のエキゾースト系ボルト&ナットも新品交換です。

ボルトの交換・再使用に関わらず、全てのボルト&ボルト穴は修正&クリーニングしてコンディションを整えてから組付けます。

また、エキマニとタービン取付の3本のボルトですが、非常に緩みやすいことで有名です。

これはタービン取り付け時のボルトの締め方にも左右されるところがあると考えています。

エンジンマウントステーに共締めされるキャタライザーですが、このステーが無い場合はタービン以降のエキゾースト部品の保持力が甘くなりますので重要な部品です。

こちらはキャタライザーと一体型部品となっていますが、タービンアウトレットのボルトの締付も注意が必要です。

エキマニ・タービン間とタービン・タービンアウトレット間、エンジンマウントステー・キャタライザー固定の締結はセットで考える必要があります。

いずれかのみを先に本締めしてしまうと後から締め付ける箇所へストレスがかかりボルト緩みの原因となります。

各締結部が接するところまで仮締めした後本締めすることが望ましいです、ガスケットの効き代も考えて締付を行うと尚良いです。

正しく取付を行うことで緩みの発生を抑えることができます、サーキット等の高負荷で使用している当店車両もボルトの緩みは発生しません。

ヴァケラッタではこのような細かく地味な内容も、ただボルトを回すだけでなく最良の内容を常に考えて整備等の作業をさせて頂いております。

無事取付完了しましたので、本日は作業終了しました。

 

それでは明日もよろしくお願いいたします。

 

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