プロペラシャフトメンテナンスについて

本日は定休日でしたが、ちょうどメールにてプロペラシャフトのメンテナンスについてお問い合わせをいただいたので、ブログのネタにさせて頂きます。

 

お問い合わせの内容は当店で行っているプロペラシャフトメンテナンスで使用する交換部品の耐久性についてのものです。

WEB上でGMB製のユニバーサルジョイントは耐久性が良くないという情報が公開されているようで、ヴァケラッタで使用している部品の耐久性に疑問を持たれてのお問い合わせでした。

 

当店でメンテナンスに使用しているユニバーサルジョイントはGMBの製品で純正品ではありません。

純正で使用されている部品と同様の部品が手に入ればいいのですが、日本の流通事情的にどうしても部品を見つけることが出来ていません。

そこで上記のGMB製のユニバーサルジョイントを使用しているのですが、寸法が純正と全く同じではないので取付寸法を上手く調整して取り付けしております。

ヴァケラッタのメンテナンスと同じGMBのユニバーサルジョイントを使用した補修部品がWEBで販売されているようですが、取付方法がヴァケラッタの方法とは異なります。

メンテナンス確立前にヴァケラッタでも試したことのある方法なのですが、寸法のみが合うだけで、実使用において様々な問題がありました。

現在メニューとして確立しております方法はサーキット等での常用外の高負荷での耐久テスト等も行い問題の無いことを確認してご提供させて頂いております。

あまりこういういい方はしたくないのですが、専門店として間違いのない内容で開発を行っているのでそこらのお小遣い稼ぎの部品転売と同じに扱われたくは有りません。

実はヴァケラッタではGMBより部品の仕入れ時に個数制限のようなものが課せられ、一度店頭在庫を切らすと数カ月入荷できないこともあります。

真偽は不明ですが、部品商曰く、転売目的で購入する人が問題になっているそうで、メーカーに販売ラインナップのある部品でも販売が渋いとのことらしいです。

このあたりはヴァケラッタの部品仕入れのパイプの細さも問題であるとは思うのですが、過去には一度のメンテナンスに必要な2個の注文でも納期に一カ月以上を要したこともあったので、店頭での部品在庫を切らさないように管理しています。

ユニバーサルジョイントの交換はDIYでも交換は可能な内容なので、DIY強者の方がどうしても自分でメンテナンスしたい気持ちや、金額に魅力を感じることも十分に理解できます。

ユニバーサルジョイント以外でも特に純正部品などを個人販売しているものは大半が転売部品であり、特に純正部品などは定価より高額であることが殆どです。

また、今回のような流用部品の場合全てがそうであるとは言えませんが、実使用でのテストなどろくに行っていない取付のみが可能なだけの商品もあるかもしれないので、単に流用した部品が悪いという安易な考えは持たないで頂きたいものです。

専門店のヴァケラッタでは全てのメニューのデリバリー開始前に当然のテストをきちんと行いご提供させて頂いております。

今回のプロペラシャフトのように純正部品ではない流用部品の場合長い目で見ると部品寿命はどうかわかりませんので、ヴァケラッタのご提供メニューが完璧とは言えませんので常に純正と同様のユニバーサルジョイントの情報にはアンテナを張っておりますが、なかなか見つかりません。

ですが、プロペラシャフトが生廃になってしまった今、現存のプロペラシャフトを使用し続けなければなりません。

メニューの確立当初は受け付けておりませんでしたが、現在は遠方より部品を送付頂いてのご依頼も承っておりますのでメンテナンスをご検討の際にはどうぞ一候補としてお考えください。

 

DIYでカプチーノのメンテナンスを楽しまれている方は、純正部品についてもヴァケラッタで販売可能です。

WEBでの販売価格の全てが定価より高額ではありませんが、特に個人販売の純正部品にはお気を付けください。

 

今回のブログ内の個人販売部品についてはヴァケラッタ荒井の私見によるものです、鵜呑みにせず、参考程度にお願いいたします。

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