本日はVA-11R STで導入したフルコンによる電動ファンの回転数バリアブル制御についてです。

以前のブログでご紹介した内容なのですが、その後の実使用で当初のソリッドステートリレーは故障、その後DENSO製のファンコンピュータを使用して安定動作を試みております。

これがそのファンコンピュータです。

実際にはトヨタ車用の電動ファンごと中古で複数入手してみました。

この部品の良いところは車用ということでエンジンルーム内での使用でも比較的安定するのではないかという点、ハルテックのソリッドステートリレーと比較しても新品価格が安価である点にあります。

さらに部品内部でプルアップされているので、電源の他にコントロール信号線を1本接続するだけでよいのでスマートな導入が可能です。

ラジエターファン、オイルクーラーファンについてこのファンコンピュータを使用して制御を行っておりましたが、ラジエターファンに使用していたファンコンピュータが故障してしまいました。

設置位置等の熱の問題なのか、作動負荷の問題なのか不明ですが、こちらのファンコンピュータは結線を探る為に最初電源入力の極性を逆に接続してしまったりと、部品本体へのダメージもあったかもしれません。

部品単体のテストでは問題ないのですが、もしかしたら電動ファンモーターが原因かもしれないと考え、ファンモーターを交換しました。

ファンコンピュータ目当てで購入したトヨタ車用の電動ファンモーター(右)ですが、軸の延長アダプターを製作、寸法を合わせて交換しました。

ファンコンピュータとセットで使用されていた物なのでこれで再度不具合が発生するようなら設置環境を再考する必要があります。

ご覧の通りカプチーノ純正のファンを取付け交換しました。

サイズを合わせているので当然ですが、干渉もなく問題なく作動しています。

 

部品が故障するまでの試運転では非常に良い安定感を得ていますので、なんとか安定動作させたいところです。

ファンコンピュータ故障時にもエンジンルーム内カプラーの接続変更で、すぐに純正ファンスイッチ制御に戻せる様に構成しておりますので実使用を続けるのみです。

VA-11R STはダイレクトイグニッション変更後のECUデータも煮詰まってきていますので、6月19日(日曜日)にALTでスポーツ走行のシェイクダウン予定です。

 

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