先日までのAttack筑波前のバタバタが嘘のように日常業務へと戻っているヴァケラッタです。

圧漏れが起こっていたVA-11R TAのスロットルボディを修理した事により、これまで殆ど手つかずだったスロットルボディのリペア手法が一気に確立しつつあります。

分解洗浄やバタフライ、冷間バルブの調整等で特に大きなトラブル原因となることの少ないスロットルボディですが、エンジンの空気取り入れ口である重要な部品です。

リペア内容は主に消耗部品交換がメインですが、当然純正部品の最小部品単位はスロットルボディですので、置き換えできる部品の選別、分解方法の確立が主題です。

分解写真が紛失してしまいましたので交換後写真のみのご紹介ですが、バタフライシャフトブッシュを新品に打替えています。

当然純正品と全く同じ部品ではないので、ブッシュ素材等これで問題ないのか試用してみます。

続いてはシャフトのシールです。

こちらも純正品ではありません、VA-11R TAで圧漏れが発生したのはこの箇所になります。

こちらも社外品のシールで置き換え可能な寸法のシールです。

純正品がダストリップ無しのものなのですが、こちらはダストリップ有の品です。

組み込み方向の違いによる負圧、正圧時の圧力漏れ等もどうなるかテストします。

Attack筑波までにこのシールは間に合いませんでしたので、VA-11R TAにも組付けてハイブースト時の実試用も行い、結果次第では用途に応じてシールの組み方はチューニング材料になるかもしれません。

また、冷間バルブ用のサーモも取り外しました。

過去ブログでご紹介させて頂いた21R用のスロットルボディ修理では冷間サーモのOリングから水漏れが発生することをご紹介しましたが、11R用の冷間サーモもOリングにてシールされていました。

21R用のサーモと違い、スロットルボディ内部に取付られているので、人知れず水の滲みが発生しているスロットルボディも存在するかもしれません。

当然Oリングも新品交換して完璧な仕上がりを目指します。

テスト品は過去に不良品として交換したジャンクなスロットルボディです。

軸のガタ等でバタフライの閉じ作動不良が起こるほどのコンディションでしたので、どれくらい機能回復できるか楽しみです。

純正制御用とは別に、冷間バルブ周辺をキャンセルしたフルコン制御用のシンプルスロットルもカスタムメイドしてみました。

ヴァケラッタ所有のフルコン制御車両に取り付けてテストします。

 

コージーライツのMTREC3連スロットルのハイクオリティなリペアを羨ましく感じていました、先だっては11R用を進めていますが、カプチーノのスロットルボディも今後はヴァケラッタが近しいコンディションまで仕上げます!

実働なだけではない、拘りの浜松のリペア技術にご期待下さい!

 

NO CAPPUCCINO , NO LIFE

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