F6Aエンジンに浸かり続ける毎日を送らせて頂いております、ヴァケラッタです。

4/23にセントラルサーキットで開催されるケーカーミーティングに出走することを目標に、VA-11R TAのエンジンも製作していましたが、ようやくエンジンが形になりました。

ストックの中古鍛造ピストン入りブロックを使ってΦ65.5で667㏄になりました。

ヴァケラッタ車両としては初の鍛造ピストンで、メーカー等詳細不明、ジャンク扱い品のようなダサいスペックですが、データを残せるよう真剣に組立てました。

シリンダーヘッドは続投、本当は燃焼室を加工したかったですが、時間の都合で触らず、インマニすら外していません。

それでもNEWS製のクロモリリテーナーに交換、動弁系の軽量化だけは行いました。

メタルヘッドガスケットはこれまで使い続けてきたスタンダードの1.4㎜厚から2.5㎜厚のガスケットに変更しました。

続いて今回最大のトピックとなるラッシュキラーです。

随分以前から構想だけ温めていましたが、満を持して導入しました。

各部クリアランス等、寸法の相関関係を調べ、恐らく問題なく調整出来ていると思います。

ラッシュキルの目的としての一つに、スペック不明のハイカムを使用する目的があります。

バルブクリアランスの調整後、カムプロフィールの調査、バルブタイミングの調整を行いました。

これまで使用してきたF5B用のINカムは潔くお客様に販売しましたので、当面の間はこのカムで頑張ります。

ヘッド周辺のメニューが完了したので一気に組立てました。

ラッシュがいないF6Aなので傾け放題で、新感覚でした(笑)

車体側の仕様変更も残しているので、当日までに間に合わせられるよう頑張ります。

 

他には入庫中のエンジンオーバーホール車両用のベースブロック選定も完了しました。

何基のストックF6Aをバラしたかわからないですが、思ったよりストック時のダメージが入っていたり、オーバーサイズピストンが組み込まれていたり、納得のコンディションのブロックを引き当てるのに苦労しました。

後は洗浄等下準備を行い加工屋さんへ加工依頼に出します。

明日もエンジン三昧過ごさせて頂きます。

 

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