ヴァケラッタ7周年 オープンカフェ2025に出展します

NEO-Cappuccino

ヴァケラッタは本日開店から7周年を迎えました、皆様本当に有難うございます。

最近はブログにての発信が低迷しておりまして、本当に申し訳御座いません。

発信が出来ていない裏で、自意識過剰にもカプチーノの将来に貢献するべく、過去最高の熱量でカプチーノ活動を行わせていただいております。

情報発信も行わずに引き籠る程に夢中になっていたのが、先のブログでご紹介した3Dプリンターの使いこなしとフルコンを用いたデスビ脱却の保守部品の開発でした。

過去にもフルコンを利用したエンジン制御の近代化についてはご紹介してきましたし、ヴァケラッタの車両や一部のユーザー様の車両ではあらゆる手法での導入実績を積ませて頂くことで、スキルを磨かせて頂いておりました。

昨年末頃のEA11Rのディストリビュータキャップの新品部品の終了を受けて保守部品としてのEA11R用のエンジン制御の近代化についてずっと考え、走行データの蓄積やトライ&エラーを進めておりました、3Dプリンターで世界が変わったことで保守部品キットとしてようやく納得のいく形に仕上がってきましたのでご紹介させて頂きます。

3Dプリンターを用いた最大の恩恵はこちらです。

汎用のワイヤーハーネスECUを純正ECU用の車体側ハーネスと接続使用する場合、変換ハーネスを用います。

車体側のECUコネクタは基盤固定用のコネクタを使用することになりますが、このコネクタはハーネス用のコネクタではない為、配線接続のピン部分の処理により外力に対しての強度の問題が付きまといます。

コネクタ部分のみを箱に入れたり、ボンドで強固に固定するのが一般的ですが、画像のように3Dプリンターで専用のECU台座を製作し、コネクタは台座に完全固定、配線は底部に配線することで、汎用ECU側のコネクタ周辺以外のハーネスを固定することが出来ました。

配線の温度はECUの温度を監視し、今年の夏の車内でも問題となる程の温度ではありませんでした。

材料はナイロン6を使用することでエンジン周辺部品の印刷も叶いましたので、専用のコイルプレートやカムセンサーキャップなどのエンジンルーム内部品も用意できました。

ECUのチャンネル数に余裕があったことと、MACバルブの固定方法が確立できましたのでブーストコントロール機能も標準装備できました。

保守部品としての特性を考え、配線類は全て既存のハーネスに追加ハーネスを使用する方式です。

老朽化しているハーネスのリフレッシュとはなりませんが、導入のハードルとして可逆性も意識しました。

EA11Rの余りスイッチ部分に取付出来るブーストコントロールのオンオフスイッチも設置しました。

従来なら純正のメクラを穴開け加工ですが、これも3Dプリンターで印刷品を使用していますので取り付けるだけです。

現在用意の出来ているデータは過去に社外品として販売の合ったN1相当で、燃料はハイオクガソリン、点火プラグは8番仕様、ブーストコントロールは1k&オフの設定です。

この仕様については老舗カプチーノ専門店ガレージリミットの過去の経験やご助言を頂きながら決定しました。

販売に向けた構想が固まったことにより、走行距離も増えてデータの煮詰めも最終仕上げを行っております。

販売方法は取付協力店での取付のみの提供方法を考えており、価格は取付込みで¥616,000(税込)の予定です。

今月中にはブログにて確かなご案内をさせて頂きます。

周年にかこつけてブログを書かないと、だんまりとなりそうでしたので慌ただしい感じのご紹介内容になってしまいました。

 

その他にはヴァケラッタ車両でのカプチーノ活動も進めております。

カプチーノに搭載のF6AやK6Aエンジンの満足なリフレッシュもかなり高額になってしまう時代となってきました、VA-21RSTで搭載しているような新しい中古K6Aが、制御とセットでエンジン保守の選択肢として検討材料として並べても良いような価格帯です。

最近K6AOHのご依頼を頂いていた車両が、作業進行途中でユーザー様の予算オーバーで買取となってしまいました。

OHは事前に見積とご説明は行いますが、作業を進めてみないとわからない部分や不確定要素もあります。

中古エンジンならそういった価格の変動もありませんので、そろそろ新しい提案として内容を考えていっても良いかなと考えています。

当然店頭でご提供可能な中古のカプチーノF6A&K6Aがあればよいですが、そのまま使用OKの在庫エンジンが常時あるとは限りませんので、リフレッシュ&近代化の意味も交えた新規格K6Aは選択肢として有りだと考えています。

現在最終型K6Aを用いた車両製作のご依頼を受けており、VA-21RSTと同様に電スロ仕様で製作中です。

こういったオーダーにも今後手返しよく引き受けられるようにこちらでも3Dプリンターが大活躍です。

   

当然F6Aエンジンを見切っているわけでも否定するつもりもありません、VA-11R STではクランクトリガーのホーム信号の取得方法を変更してF6Aの制御変更による新しい動かし方や、VA-21R STでは電動アクチュエータを用いたターボコントロールを実験したりしています。

 

表題の通りオープンカフェ2025に出展させて頂きます、ガレージリミットの新商品を装着されたデモカーに冒頭のEA11R用ECUキットも装着頂きまして、実車展示をしてくださいます。

ヴァケラッタではEA11R用ECUキット部品とVA-11R STとVA-21R STでフューチャーなカプチーノの提案を展示予定です。

参加者の皆様で興味のある方は是非ともブースへお立ち寄りください。

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