F6Aエンジンに溺れる

前回のブログ投稿以降もF6Aエンジンに溺れる日々を過ごさせて頂いております。

VA-11R TAのエンジンはメニューをどこまで盛り込むか悩んでいても進まないので、あまり深く考えずにガシガシ進めています。

WPC処理から帰ってきた中古鍛造ピストンと、加工を終えクリアランス測定も完了したコンロッドです。

羽をカットしタイベルガイドプーリーと化したウォーターポンプを組付けたので電動ウォーターポンプまで導入も確定しました。

ラッシュキルによるバルブクリアランスの調整に必要な要素が出揃いましたので、調整用部材と計算値の測定部品の加工も完了しました。

後は各部の寸法の実測と、実測-計算値との擦り合わせを行えばカムホルダー加工無しで車上でのラッシュキルも可能?になりそうな手応えを感じております。

 

こちらはお預かり車両のセッティング中にピストン首振りによりブローしてしまったピストンです。

原因調査を行ったところ、シリンダーボア摩耗によるピストンクリアランスの拡大が主原因と思われます。

こちらも来週のケーカーミーティングに出走車両ですので、ピストンの交換でひとまず復帰させて頂きました。

オイルポンプリリーフバルブも若干のシム増しされていましたが、ついでにVA-11R TAで実績のあるシム厚と差し替えておきました。

本日無事に実働復帰、チェック走行を終えて納車させて頂きました。

 

その他2台のF6Aエンジンオーバーホール作業の洗浄作業やご来店作業等も進めております。

怒涛のF6Aラッシュに冬には活躍してもらう予定のタービン周辺エキゾーストも鑑賞しながら、脳にエサを与えて自分を走らせています。

今年はこっそりとエンジンの苦手意識克服の年にすると決意していたものの、これほどのラッシュでは意識も糞もない状況で、逆に面白くて仕方がなくなってきました。

が乗っている間に作業の進行と、経験値アップに没頭させて頂きます。

こんな贅沢な非日常を送らせて頂けて本当に幸せです、本当に有難うございます。

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