ヴァケラッタは只今フルコン強化期間中、幸いにも今のところ持病と呼べるようなトラブルは発生していない純正ECUも老朽化によりいつエンジンコントロールに不調をきたすかわかりませんので最新デバイスへのスイッチの為の勉強です。

ひとまずはフルコン制御をメニュー化するために本気で好奇心の赴くままヴァケラッタ所有カプチーノの現代化を進めておりますので画像多めで現在進行中のネタまとめ的ブログです。

ヴァケラッタ所有ノーマルスペックEA11RをハルテックECUにて制御化。

車体側のハーネスやリレー等のデバイスは最大限利用してシンプルな構成なので見た目もノーマルライクな仕上がりです。

ひとまずはレギュラーガソリンを使用して、最も基準的なカプチーノのデータを作成中です。

こちらがハルテックのカプラーオンハーネスです。

別に先日よりハルテックECUでダイレクトイグニッション制御を行っているVA-11R STと共通のハーネスでデスビ制御・DI制御の両対応させています。

オプション機能として、ハルテックのCAN出力を利用して国際規格OBD2信号を出力させ、エンジンコントロールに関するパラメータをOBD2データ表示機器でモニタリング可能です。

また、これまでハルテックでの制御しか扱ったことが無かった為、リンクECUでの制御も試みています。

既にハルテック同様にハーネスは完成して始動に向けて動いていますが、トリガオフセットを決める為のクランキングで点火信号が出たり出なかったり不思議な動作をしており、各部のチェック中です。

すでにハルテックで実働実績があるのでリンクECUは不要なのですが、CLRでもリンクECUを扱っておられるので完全にヴァケラッタ荒井の好奇心を満たすための内容ですのでちょくちょく進めていきます。

更に、VA-11R STでクーリングファンのコントロールをハルテックにてバリアブル制御化を行いました。

EA11R純正では水温を監視するスイッチよりの信号でオン/オフ制御がされており、一定の温度まで水温が上昇するとファンが全開で作動し、一定の温度まで水温が低下するとファンをオフにするという作動です。

水温に応じて回転数を制御することでファンの回転数は動画の様にゆっくりと立ち上がり、水温の上昇につれて回転数を上昇・水温が低下すると回転数は低下するため、水温の上下動が少なく安定させることが出来るはず、という制御方法です。

この制御を可能にするのがこのソリッドステートリレー(SSR)という有難い名称の部品です。

通常のリレーとは異なりパルス信号を用いたPWM制御により出力電力を制御するという代物です。

ハルテックのファンコントロールをPWM制御を行うことでバリアブルな回転制御を行えるという訳です。

発熱するようなので、申し訳程度のヒートシンクと、純正リレー台座に共締め固定して作動温度をチェックしています。

このファンコントロールについても完全カプラーオンでの接続とし、ファンヒューズ等も車体側の純正部品を有効活用した構成としております。

この機能はオプションとしてメニュー化の予定で実使用でのテストを行っていきます。

 

他にもVA21R STのハルテック制御化のためのデバイス側準備も進めておりますが、そこそこのボリュームとなったのでまた次回ご紹介させて頂きます。

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