ヴァケラッタのカプチーノリペアメニュー最新情報です。

新たなメニューはステアリングピニオンのベアリング交換です。

 

昨年カプチーノのステアリングユニットのラック&ピニオンが生産廃止となりました。

部品供給とは裏腹にステアリングユニット内部に錆が発生してベアリングにガタが発生するケースが多く見られます。

カプチーノの場合助手席側ダストブーツ上部から破れが発生することが多く、点検や車検検査時に見落とされることが多いようです。

ヴァケラッタではブーツが破れてしまう前に亀裂の発生が見受けられた段階でのメンテナンスを積極的にオススメしていたことも幸いして、ご入庫頂いている殆どの車両のステアリングユニットはコンディション良好です。

ですが、新規ご入庫車両や、ご提案後、未メンテナンス車両等で完全なメンテナンスが難しくなっています。

部品の生廃後よりストックの中古パーツで凌いできましたが、昨年末にかけてメンテナンス、ベアリング不良が重なり、早くもストックパーツの在庫が無くなってしまいました。

そこで本題のベアリング交換なのですが、昨年のメンテナンスラッシュ頃から本格的に部品の考察を進めておりました。

代替えのベアリングはどうにでもなるとして、ベアリングの固定方法がカシメになっており、この固定方法に悩みました。

当初は点付け溶接で固定してしまえばいいかとも考えていましたが、部品を目の前にして考察した結果、純正同様の固定方法を目指すことにしました。

 

 

目標寸法に合わせた素材寸法も取りにくい形状の為、自作治具の試作や素材の選定を重ねて、満足のいく取付方法を確立できました。

これでギヤは再使用コンディションながら、ピニオンのリペアが叶いました。

本来なら強度含めた入念なテストを、といきたいところですが、現在複数のメンテナンス依頼・見積もり依頼等を頂いております。

今回はプレスにて圧力をかけて強度の実験、ヴァケラッタ車両に取り付けて作動の確認を行った後に早急に提供開始予定です。

只今ステアリングユニットのメンテナンス&問い合わせでお待ち頂いている皆様メニュー確立迄もう少々お待ち願います。

今回のリペアは部品単体でのリペアメニューとしてもご提供予定です、ステアリングピニオンの供給終了でお困りの皆様も大いにご期待下さい。

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