先月末頃から注力しているエンジン制御のフルコン化についての強化期間もいよいよ佳境を迎えています。

ヴァケラッタ荒井がデモカー兼マイカーとして所有しているカプチーノのうちMT車両である4台(内2台は元々フルコン制御)を全台フルコン制御とすることを目標に掲げていました。

そのうちのVA-11R TAについては今年3月のエンジンブローから全くの手つかずですので、VA-11R ST・ノーマル11R・VA-21R STの3台に注力しています。

まずはVA-11R STについて、こちらは昨年よりハルテックにて制御を行っておりましたが、今回ダイレクトイグニッション制御化を行っております。

F6Aでは既にダイレクトイグニッションにて制御を行っていたVA-11R TAとは違ったカムセンサーを使用しての内容です。

同時進行中の3台のうち最も煮詰まっている車両で、今週末ALTにて全開走行の予定です。

続いてノーマルの11Rです。

フルコン化によってノーマルではなくなりましたが、ノーマルデバイスの基本データ作成のために活用します。

今回はデスビ制御のままフルコン化を行っていますが、メニュー化する当たってはダイレクトイグニッション化を前提としたご提案となる予定です。

最後の1台はVA-21R STです。

こちらはヴァケラッタでは初となる21Rのフルコン化ですが、11Rでの経験からデスビでの制御を踏まえずに端からダイレクトイグニッション化を行いました。

21Rはエアコンの制御もECUが担っているため、当然エアコン制御もフルコンにて行っております。

吸排気の変更は行っておりますが、エンジン・タービンノーマルスペックですので基本データ作成にも活用します。

 

連日早朝より没頭したおかげで無事に全ての予定車両で実働までこぎつける事が出来ました、11R・21R共にカプラーオン純正ECU撤去にての内容でメニュー化の煮詰めを行っております。

メニューのご提供については鋭意進行中ですので楽しみにお待ちください。

 

その他先日ブログでご紹介したラジエタファンの回転数バリアブル制御についても電気機器用のソリッドステートリレーではなくエンジンルーム内設置に適した自動車用の制御ユニットを使用してより安定動作を狙っています。

また、手持ちのクランクトリガーK6Aを観察しながら再来シーズン以降に向けたVA-11R TAの展望について思いめぐらせております。

カプチーノのみを扱うヴァケラッタではこういった最新デバイスを追いかける事は非常に刺激的で、とても楽しませて頂いております。

 

今後もヴァケラッタをご注目をお願いします。

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