ヴァケラッタの2022年はVA-11R TAのアップデート作業で活動納めとなりました。
前回の筑波走行で、フロントアンダーパネルの地上高に余裕があったため、取付高さをローダウンしました。
また、これまでΦ50であったメインマフラーをΦ60で作り直しました。
今回は共鳴管無しの純走りスペックです。
ウエストゲートによる過給圧制御方式で一次排圧のバイパス容量が確保できたと見込んで、二次排圧を低減することでターボチャージャーの能力を最大限引き出すことが目的です。
現用のポン付けタービンの総仕上げとも言える仕様変更です、今シーズンで31タービンで試したいことは可能な限り盛り込みます。
前述の出力向上の狙いと合わせて、少々の排気効率と引き換えに空力効果を高めることも狙ったテール位置としました。
フロント60kリヤ30kのサスセットに支えられる低車高や、ドレスアップ装着だったGTウィングの取付剛性の強化、フロントのアンダーパネルからなる車体下面のダウンフォースも総合して筑波最終コーナーボトムスピード140㎞/hのみに照準を合わせています。
こちらも拡幅無しのナロートレッドの総仕上げ、これまで練りに練って練るだけだったメニューを総導入となります。
2021では先日のブログでもご紹介した駆動系メニューの開発の為、VA-11R TAの活動への注力が不完全燃焼、運転も他人任せの買って出してもらった筑波でのVA-11R TAベストタイム1’03.486のコンプレックスを克服する為に本気です。
12月31日朝イチの時点で荒井のウェイトも62kg台に突入しました、ドライバーの軽量化も順調に進んでおります。
タイムアタックでは車両だけでもドライバーだけでもないあらゆる総合力の結果がタイムとして現れることから、タイムアタックを意識することで公私ともほぼワンオペ状態のヴァケラッタの活動コンディションを保つことにも役立っています。
ヴァケラッタ荒井が初めてのカプチーノを納車したタイミングで販売されていた、このDVDの中でスペシャルチューンドのカプチーノが筑波2000を走る姿を見てカプチーノに夢見ました。
たらればですが、この日がドライ路面であればKカーでの筑波1分切りという偉業は10年以上も前にカプチーノが成し遂げていたかもしれません。
現存数の少なさや他車種のチューニング技術の向上も相まってKカーチューニングの最前線として語られることも少なくなり、カプチーノファンとして悲しさとも悔しさとも取れる複雑な心境を感じています。
荒井はチューニング経験値やノウハウも未熟ですが、夢の筑波サーキットで活動させて頂いている現状に本当に感謝しております。
ヴァケラッタをご利用頂いておりますユーザー様への目に見えるフィードバックは少ないかもしれませんが、カプチーノ最前線とはおこがましいですがヴァケラッタの本気の活動を楽しんで、また応援頂けますと幸いです。
いまいちまとまることない文章となりましたが2022年もヴァケラッタを支えて下さった皆様、誠に有難うございました、2023年もよろしくお願い致します。
NO CAPPUCCINO , NO LIFE
それでは皆様良いお年をお迎えください。
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