ブログの更新が滞り気味なので、ここ最近の作業(部品)画像をご紹介させて頂きます。

サスペンション交換が立て続きました。

店頭取付限定分のCLRダンパーストリートとCLRダンパー(スチール)になります。

CLRダンパーについては今回の物で取り扱い終了とさせて頂きます。

リフレッシュして気持ちよくドライブ頂けると思います。

続いてステアリングユニットのメンテナンスです。

こちらも過去ブログで何度もご紹介させて頂いておりますが、新規ご入庫車両では程度の大小はあれど、なかなかの高確率で不調をきたしている部品です。

部品の性質上不調に気づきにくく、整備機会を得にくいことによるものだと想像しますが、普通に走っていても内部部品にダメージが蓄積していることが多いです。

部品の供給事情から、早めに整備を行って延命して頂きたい部品の一つです。

現状の修理事情は中古部品を用いたり、ピニオンベアリングの単品交換の確立でなんとか凌いでいますが、部品枯渇の後はどうなるのか、明確なプランはありません。

部品の強度に問題がある訳ではなく、単純にゴムブーツの不良からのダメージ、過去のリビルト?時等に社外部品が混入することによる作動不良がきっかけになることが大半です、早期整備でコンディションを整えておくことで部品寿命は大きく変わります。

詳細は過去ブログを参考にして下さい。

 

続いて燃料タンクの交換作業です。

ポンプ不動によるエンジン始動不良、点検するとタンク内の腐食が原因というものです。

幸いにも燃料タンクはまだ純正新品の供給が御座いますので、物凄く悩むということは有りません。

ですが、燃料ポンプステーや周辺のパイプ等は供給終了となっており、今回パイプは現物の再鍍金にてリフレッシュしました。

タンク内コンディションについては、ガソリンの消費サイクル等で大きく変化してきます。

あまり走行距離の伸びなくなっている車両は燃料満タンが理想的ですが、ガソリン自体も劣化しますのでやはり一定以上には走行して親油への入れ替わりをイメージして頂くと良いかと思います。

 

 

また、直近のブログで再三にわたりご紹介しておりますVA-11R ST用のF6Aもぼちぼちエンジン本体は完成、車体側の準備を行っています。

VA-11R STはリンクECUにて制御しており、ヴァケラッタではハルテックよりも不慣れなECUです。

今回は不要なものは取り除いたりとシンプルかつ現代化もテーマにエンジン側を用意していますので、それに対応した制御方法を習得しておく必要があります。

ハルテックと違ってリンクECUではラジエタファンのバリアブル回転制御(PWM制御)が出来ないと思っていました。

リンクのエンジンファン項目では確かにPWM制御は出来ないのですが、汎用出力のPWM出力を用いてPWM制御が可能でした。

エアコンファンとの共有はACクラッチステータスを条件に追加して無事にバリアブル制御できました。

これでファンスイッチを撤去出来るだけでなく乗り味がかなり静かになります。

他にも細かな内容についてリンクECUを勉強中です。

 

フルコンの制御に頭を向けていくと、またも面白いことを思いつきました。

こちらはハルテックエリート550で、ヴァケラッタ荒井がVA-11R TAにて初めて触れたフルコンです。

現在ではVA-11R TAをはじめとして、EA11Rではエリート750にスイッチしてお役御免の飾りとなっているものです。

前述の新エンジンに載せ替えの後、降ろした中古エンジンはF6Aのオーバーホールご依頼時の貸出し用代エンジンにするつもりです。

エンジンと合わせてフルコン制御で貸し出すと面白いのでは?

幸いにも余っている豊富な思い出パーツたち、これまで拘ってきた完全本当のカプラーオン構成、これらを駆使すればエリート550と純正ECUを置き換えるだけでいける算段が瞬時に立ってしまいました。

さらには、現状のVA-11R STにはなぜか純正制御用のセンサーやバルブ等が残されております。

制御はシーケンシャル燃料噴射のデスビ点火になる為、点火コイルのみ取り付ければ、すぐに狙いの制御での実働実験が可能という状況です。

唯一やり残したサイクル判別のデスビ点火も体験できる、これはやらない理由が無くなりました。

エンジンオーバーホール時にフルコンでの「普通さ」を体験していただけることで、フルコンへの印象も大きく変えられるかもしれません。

現在のカプチーノの車齢ではフルコンはパワーアップとかそういうチューニング的要素よりも、安定的に長く楽しむ為のリフレッシュ部材としてこそ真価を発揮するものだと感じています。

なかなかうまく伝わっている実感は全くないので、エンジンオーバーホールをご依頼のユーザー様には強制的に体験していただけるシステムとさせて頂きます。

新エンジンに載せ替えるまでのタスクが増えてしまいますが、代エンジンが車両に搭載されている間に貸出し用の構成を確立します。

エンジンのリフレッシュも興味があるし、その先も長くカプチーノを楽しみたい方は楽しみにしていてください。

上手くすれば遠方よりのご依頼でも丸一日の作業で日帰りなんてことも可能になるかもしれません。

もちろん貸出し中の車検も問題なく通るように作りますので、車両の不動期間による他セクションへのダメージの心配も無くせそうです。

 

カプチーノのみを突き詰めてこのような活動をさせて頂き本当に感謝しております。

ヴァケラッタを支えて下さる皆様、誠に有難うございます。

偉そうですがカプチーノの未来に少しでも貢献できるよう、頑張っておりますので今後ともヴァケラッタをよろしくお願い致します。

 

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