気ままに進めているVA-11R STのチューンドF6Aエンジンですが、いよいよ仕様が定まりました。

以前より燃焼室加工をご紹介していましたが、容積合わせも完了しました。

なるべく大きく取りたかった燃焼室容積はガスケット厚込みで37㏄程度になりました、圧縮比でいうと6.9程度です。

圧縮比決定の明確な狙いは…特にありません(笑)

色々と考察、予測した事に対してどうなるか、実験です。

ポートも加工済みのヘッドです、いろいろと検討しましたが動弁系はノーマルで組立てました。

VA-11R TAで既に実用を開始しているクランクトリガー化を行います。

VA-11R STはエアコン付きストリート仕様です、加工ベースとしているK6A用の検出歯付きのクランクプーリーがACもリブベルトの為、JA12ジムニーのリブプーリー仕様のACコンプレッサーを併用します。

画像のベルトは長さ検討の為に仮にVベルトをかけて、コンプレッサステーのオフセット量、角度センサーの取り付け位置のフィッティング中です。

ちょくちょくクランクトリガーに興味を持っていただく方がいらっしゃるのですが、ナンバー付きでなければ走行機会も限られるのでこのエンジンでガッツリとテスト走行を行います。

VA-11R STのF6Aクランクトリガー化は完全デスビレスとすることでEXカムをINカムに使用してやろうという目的もあります。

カプチーノの純正カムはIN232°、EX256°です、定番の純正流用INカムでは248°ですので、更に作用角を広く取ることが可能です。

バルブタイミングを調整する目的と、サイクル検出の事情からスライドカムプーリーとの併用です。

ハイブーストでの使用を前提としているので、ブローバイガスの吹き抜け対策としてオイルパンよりブロック内圧の取り出しパイプを増設してみました。

オイルリターンはヘッド内の純正通路依存として、ここからブリーザケースへとホースにて接続します。

ブロック自体への穴あけも検討しましたが、スペースの関係で却下。

リターンオイルのバッフルから跳ね返りの影響をもろに受けそうですが、以前エンジンの内圧測定を行った際と変化があるか実験です。

フルコン+F6Aの自由度をフル活用するこのエンジンはどんなフィーリングとなるでしょうか、楽しみです。

 

ヴァケラッタに関わって頂いております全ての皆様のおかげでカプチーノ活動を行えております、本当に有難うございます。

ヴァケラッタへのお仕事ご依頼よろしくお願いいたします。

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