先日ブログで取り上げたF6AでEXカムをINカムに使う計画ですが、断念することにしました。
前回IN側にEXカムを組んだ際のバルタイを測定したわけですが、その時のデータはバルブの開き方や閉じ方、最大リフト角等が不可解だったのです。
何度か測定を繰り返したものの変化なし、事前に狙ったバルタイに組むことが出来ていませんでした。
先日コージーライツの佐々木社長と話していて、再考したところ大きな無知があったことに気が付きました。
以前エンジン部品メーカーの方がK6AではIN、EXカムを共有できるがF6Aでは出来ないと仰っていました。
当時は無知故にデスビ駆動用の形状の違いのことだと思っていたのですが、バルブ直打式とロッカー駆動の差であることだったのだと思います。
カムがリフターを直接押す直打式と違って、ロッカー駆動のF6AではINとEXでロッカーアームが反転するのでバルブの開きと閉じでレバー比の変化が設計通りとならない事が原因のようです。
現在の状態でもエンジンは掛かるでしょうが、EXカムINカム計画は断念することにしました。
気を取り直してカムセンサーのピックアップの設置とクランク角センサーの選定も完了していますが、カムシャフトの変更の為エンジンの完成はもう少し時間がかかりそうです。
昨年10月に筑波2000の走行時にヘッドガスケット抜けを起こしてしまった、VA‐21R STのK6Aエンジンの新規製作も同時進行しています。
シリンダーヘッドが修正面研から戻ってきましたので、これも進めていきます。
色々と知識量の更新があり、考えが変わったので別で進めているNAのK6Aに使用予定であったハイカムや動弁系をこのエンジンに使用することにしました。
手持ちのVA-11R TAのお下がり中古部品等も使用してVA-21R STの動力チューンも進めます。
VA-21R STはハルテックエリート1500で制御していますので、部材は何をどうすることも自由自在です。
ということで、エンジンの昨年から用意していたHA36アルト用の純正スロットルを取付てみることにします。
口径は21R純正と変わりません、電スロのメリットを最大限に生かすにはもっと大口径の物が有効の筈ですが、電スロ入門としてこれでいってみます。
21R純正スロットルは4本ネジ、アルト用の電スロは3本ネジです。
都合が良いことに純正スロットルと1本のネジ位置がほぼ同じで、スペーサーを介して簡単に取付できました。
ペダルも昨年に買ってありますので、車体側への上手い取付方法を考えます。
カプチーノを楽しんでいくための選択肢を拡げることに繋がると信じて、頑張っています。
皆さま本当に有難うございます。
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