VA-11R TA F4タービン換装完了 気筒別空燃比&排気温度 レンタルF6Aシーケンシャルデスビ完成

冬の準備を進めているVA-11R TAのF4タービン換装作業が完了しました。

アウトレットは職人によるワンオフ製作のΦ60、マフラーも含めてタービン以降Φ60のストレート構成となりました。

昨シーズンVA-11R TAのポン着けRHB31FWタービンの最終スペックではウエストゲート制御により一部車両上方排気を採用していましたが、F4タービンの初手はアクチュエータ制御で完全後方排気です。

狙いは様々ですがボンネットから生える煙突が無くなってしまったのは少し寂しいです(笑)

 

今回のタービン交換は出力の向上と合わせて、F6Aエンジンの燃焼状態をより細かく知ることを目的としているので各気筒のエキマニ部にAFセンサー、排気温度センサーを設置してCAN経由でハルテックに入力します。

 

空ぶかしですが、ハルテックNSP上での実際の動きです。

過去の経験から純正サージタンク&インマニでの使用時、ブースト圧1.5~1.6キロを境に気筒間の空気量に大きなバラつきが出ているのでは?と予測していますので、実際のAF&排気温度の数値を取り出すことで、イメージとの擦り合わせを行います。

実際の空気流特性を見極める材料になってくれそうな動きをしていて、気筒毎の微調整にも今後の構成部品製作にも繋がる発見があるのではないかと期待しています。

F4タービンではマイナーな下置きで、タービンやエキマニよりもセンサーが主張してくる不思議なエンジンルームに仕上がりました。

マニアック感が堪りません(笑)

 

続いてVA-11R STで進行中のレンタルF6Aエンジンについても進捗があります。

カプラーオンのハルテック制御と合わせてレンタル可能を実現すべく、ご注文を頂いていたカムセンサーと合わせてシーケンシャルデスビ点火用にもカムセンサー加工を行いました。

少し前まではリンクECUのモンスーンでダイレクトイグニッション点火制御で使用していました。

カムセンサーや点火部材、追加ハーネスの置き換え等を行い、タービン&インジェクターもノーマルに変更してレンタルスペックで実働しています。

当初予定のエリート550に不具合があった為、臨時にエリート750で初期セッティングを行いました。

レギュラー、ハイオクの両燃料に合わせたマップを用意しましたので、貸出車両の使用燃料に合わせたデータで運行可能です。

 

昨年のオフシーズンもフルコンの勉強期間でしたが、今年もフルコン猛勉強中です。

確実に出来る事は増えていますし、次から次へと新しいネタが増えてきます。

進行中のヴァケラッタ車両用F6Aエンジンは煮詰まってきましたので、VA-21R ST用に準備しているK6Aニューエンジンと電動スロットルについても着工していきたいと思います。

9月のセントラルは出走を見送ることにしましたので、10月のオープンカフェに向けて新ネタを盛り込んだ各車の製作に集中して、11月には筑波2000活動に入れるようにしたいです。

 

7、8月は多くのご入庫等お仕事ご依頼を頂き、大変忙しく活動させて頂いております、本当に有難うございます。

8/19(土)20(日)の2日間は終日お休みを頂きます。

休み明けからまたバリバリ活動させて頂きます、ヴァケラッタへのお仕事ご依頼をお願いいたします。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました