VA-11R ST Newエンジン始動 F6A近代化チューン

紆余曲折を経て完成したVA-11R ST用Newエンジンを車体へ搭載しました。

新旧エンジンの比較です。

前回のブログでの宣言通り、VA-21R STのハルテックでの電スロに次いで、リンクECUを用いて電スロ化を行いました。

その他見た目にも変化のある制御関係の近代化、オルタネータに続いてエアコンもリブベルト化を行っています。

Newエンジンの収まるエンジンルームです。

色々と蘊蓄を垂れたいところですが、ヴァケラッタの最前線を盛り込み過ぎたので何か別の機会に詳しくご紹介できればと思います。

とはいうものの、内容が薄くなるので純正のF6Aからの変更点を一部ご紹介します。

今回のF6Aはエンジン内圧、およびブローバイガスの換気にも焦点をあてています。

F6Aには採用されていないPCVバルブを用いた換気システムにしてみました。

ブリーザケースからサージタンクへPCVバルブを、エンジン内圧のスムーズな流れをイメージしてオイルパンからブリーザケースへバイパスホースを設置しています。

新気の取り入れについては純正のEXカムホルダーからブリーザケースへのブリーザホースをキャンセルして、サクションパイプからEXカムホルダーへ導入しています。

イメージではサージタンク負圧時にはEXカムホルダから新気導入を行いクランクケース内のブローバイガスも積極的にブリーザケースへ導いてPCVバルブを経由して燃焼室へ再循環させることを狙いました。

ハイブースト時の吹き抜けによるオイル劣化や高回転時の内圧抵抗が少なくなるのではないかと思います。

燃焼室へ再循環する吸気へのブローバイオイルの混入を少しでも減らすために各径路へオイルキャッチタンクを設置しています。

まだ走行距離は200㎞程度ですが、既にブースト1.5kほどかけておりますので若干のブローバイオイルを捕まえていました。

やはりターゲットとする出力に応じて、吹き抜けガスについては無視できないような気がします。

といった具合に新しい考えも盛り込みまくったNewエンジンに載せ替えたVA-11R STです。

少々気になる箇所はあるのですが、無事に?走ってくれて一安心です。

こちらはVA11R TAの現在のエンジンルームです。

数カ月前の製作ですが、既に失敗したなあという気付きが多数あり、電スロ等のスペックでも見劣りしたりして、なんだか悔しいです。

まあこれも成長の証?と喜んでおきます。

 

このような活動を支えて頂いております皆さまには感謝しかありません。

今週の通常業務も忙しくさせて頂いております、本当に有難うございます。

今後ともヴァケラッタをよろしくお願いいたします。

 

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