ボディ編です。
目指すコンセプトはサーキットでの周回使用に耐えることと、剛体へ近づけることでボディの持つスプリングレートの走行性能への影響を極力少なくしたサスペンション実験用ボディです。
入手時の状態。
入手時は軽度の事故車両だった為、見よう見まねのボディ修正から始まりました。
事故状態から大まかに荒出し、クロスメンバを取り外し複数方向へ張力を掛けて寸出し、クロスメンバの交換を行いました。
板金未経験であったために板金屋さんの凄さを思い知った瞬間でした、当店では板金修理は外注になります。
当時はボディ補強への知識が曖昧で、実験的に車両製作に臨んでいた為、失敗を覚悟で各部を徹底的に補強しました。
ボディパネルは全ての継ぎ目をプラグ溶接等で溶接補強し、カプチーノのボディパネル構造への理解を深めると共に錆発生のメカニズム等を考察しました。
補強パーツは無事故車のボディで製作し、修正の精度の確認もしました。
ロールバーはAピラーと共締めしてあります。
詳しくはサスペンション編に記載していますが、ボディ剛性を高めた事によってサスペンションとしてのボディの働き等への知見を広めました。
カプチーノはこれほど大掛かりではなく部分的にツボを押さえた補強をするだけでも走行性能を変化させることが出来ますので、ボルトオン補強・溶接ボディ補強等に興味のある方、または乗り味に不満のある方は是非ご相談下さい。